Advanced W-ZERO3[es] 設定めも その2


 ここからは、Windows Mobile機としての設定。

アプリケーションソフトのインストール。

 普段使いの以下のアプリケーションソフトをインストール。

 また、普段使いでは無いが、microSDから適時動作させるソフトとして、以下のソフトをインストールしておく。

  • TMEdit [TODAY画面でのソフトキー機能割当変更]
  • POCSV [電話帳移行ツール]

 個々のソフトの詳細については、別項参照。

各種動作設定

・ソフトキー設定1

スタートメニュー−設定−個人用−ボタン−ソフトキー

ソフトキー動作を使用する
長押し時間 短く
・ソフトキー設定2

TMEditを起動。
左ソフトキーにYTaskMgrを割当(デフォルトはW-ZERO3メール)

・ボタン設定

スタートメニュー−設定−個人用−ボタン−プログラム ボタン

画面回転キー       = FakeCursol
画面回転キー長押し = 無線ONOFF
文字キー長押し     = EasyDial

 当初、画面回転キー長押しでの、無線LANのON/OFFにはwifictlを使用してみたのだが、どうも電源投入直後、デフォルトの状態から無線LANをONにすることが出来ないようなので、デフォルトの無線ONOFFメニューを呼び出すようにした。
 一応、設定画面やキーボードのハードキー等で、一度でも無線LANを有効にすればwifictlでON/OFFともに有効になるので、このへんは好みかもしれない。

・XClawl設定

スタートメニュー−設定−システム−ユーティリティ−Xcrawl設定

4方向入力(スクロール機能:OFF)

スタートメニューのカスタマイズ

 Winキー押し下げ時、或いはタスクバーのWindowsアイコンタップ時に表示されるスタートメニュー項目を適宜カスタマイズ。
 以下は私の設定例。


0_AbsoluteSimpleClose
1_ファイルエクスプローラ
2_カメラ
3_TextEditor
4_SimpleCalc
5_ShiftLock
6_ChgSuisoku

 スタートメニューはいつどこからでも呼び出せるメニューであるため、各アプリケーション共通の操作、或いは咄嗟に呼び出したい機能を優先的に割り当てている。
 逆に、リアルタイム性を求められないソフトについては、YTaskMgrのランチャに登録し、Today画面から左ソフトキーで呼び出すようにしている。このへんは旧ホームメニューや、通常の携帯電話でのメニュー呼び出しの感覚に近い。

 なお、スタートメニューに割り当てられる項目は最大で7個までである。
 並び順は名称順で固定となっているため、項目名の先頭に数字を添付し、使い勝手の良いように並べ替えを行っている。
 スタートメニュー項目の実体は、

\マイ デバイス\windows\スタートメニュー\

以下のショートカットファイル群である。それらのファイル名を変更することにより、メニュー項目名も変更することが出来る。

各アプリケーションの説明


 各アプリケーションについて補足。

FtpSvr [Ftpサーバソフト]


UK-taniyama 氏のページにて入手可。

 W-ZERO3で動作するFTPサーバソフト。
 実行させておくと、PCからFTPクライアントソフト(最近のWindowsならエクスプローラから直接でも可)経由で、直接W-ZERO3内(microSDも含む)のファイルにアクセスすることが出来る。

 なお、設定はポートの設定のみで、FTPユーザの設定等は一切ない。(anonymousでのログオンのみ)

 無印のesでは無線LANがオプションだったため、今一つ使い出が無かったが、adesでは無線LANが標準搭載となったため、非常に便利になった。
 つか、ぶっちゃけ、これでケーブル繋ぐ必要も、ちみっこいmicroSD抜き差しする手間も無くなったのが嬉しい(笑)。

gsgetfile-i [ファイルダイアログ機能拡張]
FileDialogChanger [同ダイアログ設定用ツール]


 両方ともホーミン氏のページにて入手可。

 Windows Mobile 標準のファイル選択画面では、 \マイデバイス\My Documents\ 以下のファイルしかアクセスすることが出来ない。それを拡張し、どのファイルでもアクセス出来るようになる。

FakeCursol [擬似マウスカーソルイベント操作]


ホーミン氏のページにて入手可。

 実行すると、擬似マウスカーソルが表示される。カーソルキーで操作し、任意の地点でEnterを押すことで、ペンタップと同様の操作が出来る。
 ハードキーだけでは、完全に割り当てしきれない、後一歩の操作をスタイラス無しで行うため、個人的に割と必須のソフト(笑)。

EasyDial [ダイアルアップ制御]


KOTETU氏のページにて入手可。

 実行する毎にダイアルアップ接続/接続断をトグルで行う。
 ぶっちゃけ、回線断については、終話キー連打で大抵は何とかなるんだけど、一発でダイアルアップ接続出来るのは何かと便利。

YTaskMgr [タスクマネージャ&システムランチャ]


ヨシヲ氏のページにて入手可。

 タスクマネージャ、プログラムランチャ、音量変更等のシステム設定、等々、複数の機能を兼ね備えたタスクマネージャ。
 多機能でありながら、非常駐であるためメモリを圧迫することはなく、それでいて起動も十分に早いと言う良い事ずくめなソフト(^^)。

 adesになって、無印esからがくんとハードキーが削られて、キー割当をどうしたものかと途方に暮れてたんだけど、このソフトに出会ったおかげで、一気に悩みが解消した(笑)。

ChgSuisoku [推測変換ON/OFF切替]


星羽氏のページにて入手可。

 ATOKでの日本語入力の際、推測変換のON/OFFを切り替えるソフト。
 設定次第では、縦画面でのみ推測変換を有効にする、といった指定も可能。
 私は、必要に応じてスタートメニューを呼び出してON/OFFをトグルで切り返るようにのみしている。

AbsoluteSimpleClose [強制タスク終了]


Final β Laboratoryにて入手可。

 実行すると、現在アクティブなタスク(ウィンドウ)を終了し、上位のタスクに戻る。
 いきなり、アプリケーションを終了するのではなく、順番にタスクを終了していくため、何かと便利。

WakeApp [タイマーイベント設定]


HOLLYさん作。Vectorにて入手可。

 指定したファイルを設定時間に実行することが出来る。
 通常は、音声ファイルを指定し、目覚まし代わりに使用することが多いが、工夫次第で色々応用も利くんで、仲々重宝している(^^)。

ShiftLock [シフトキーロック]


mee_changの日記〜きれそうなわたしの12か月〜にて入手可。

 実行すると、シフトキーを押し下げた状態になり、テキストの範囲指定等が行える。
 縦画面オンリーでメモを取る際等にあると便利。

simple_alpha_calc [テンキー操作対応電卓]


Tomo氏のページにて入手可。

 標準の電卓が、テンキー操作に対応していないため利用。
 esでも当初利用していたが、後で別のソフトが使い勝手良かったので、そちらに移行。しかし、adesでは動かなかったため、再びこっちを使用することに(^^;)。

 見た目にシンプルすぎるのがアレだけど、その分動作は軽いので、普段使いには重宝している。

Today メニューエディター TMEdit [TODAY画面でのソフトキー機能割当変更]


ぜろさんそふとにて入手可。

TODAY画面下に表示されている、左右ソフトキーの機能(アプリケーション)割当を変更する。

POCSV [電話帳移行ツール]


株式会社オフィスサービス開発部のページにて入手可。

こちらも定番ソフト。
W-ZERO3の連絡先(電話帳)データをCSVで入出力出来る他、旧H"端末で用いられていたH"問屋形式のファイルも読み書き出来る(らしい)。後者に関しては、個人的にH"問屋形式に触れる機会が無かったため、詳細は不明(苦笑)。