Advanced W-ZERO3[es] 設定めも その1


Advanced W-ZERO3[es](以下、adesと略)の個人的な設定めも。

携帯電話としての基本設定

・連絡先(電話帳)の移行

 esのpimデータ「pim.vol」の単純コピーでは連絡先が動作しない。
 そのため、POCSVにて、一旦CSVファイル経由にて、バックアップ・リストアを行い移行する。
 CSV経由での移行の際は、個別着信音の設定がクリアされてしまうが、どのみち今までのWMA着信音ファイルは使用出来ないため、問題無し(苦笑)。

 ちなみに、一旦、adesに移行後、自身の「pim.vol」をバックアップ・リストアする分には特に問題なく行える。


 なお、連絡先移行のもう一つの手段として、メールを経由する方法もある。
 W-ZERO3のファイルエクスプローラでは、携帯電話の電話帳等で多く用いられているVcard(VCF)形式のファイルを扱うことは出来ない。
 だが、W-ZERO3メールにて添付ファイルとして受け取った場合、添付ファイルを開くことで連絡先にその内容を追加することが出来る。

・着信音、個別着信音の設定

 今まではMP3、WMAファイルを着信音として指定出来たが、adesでは使用出来なくなった。
 adesではWAVと新たにMIDIファイルを着信音として指定出来る。
 WAVなら自由度は高いが、ファイルサイズの問題から、本体内に多数のファイルを置くのは無理があると判断。
 改めて、MIDIファイルを着信音用に使用することにした。

 MIDIファイルを使用する分には、他の携帯電話で多く使用されているMMF等への変換も容易である。
 また、同様にWAV(MP3,WMA)へ変換する分にも容易であるため、音源の統一と言う意味でもMIDIファイルで統一しておくのがベストと考えた。

 ただ、adesのMIDI音源の音色セットが微妙に独特であるため、厳密な音色をあわせるのは少々難しい。個人的に色々と試してみた限りでは、SC55の音色セット(厳密なGS音源で無い点に注意)に基づいた曲データが、最も差異が少ないように感じられた。また、カシオのXG音源用のデータも比較的破綻が少ないように思えたので、そのへんとも音色セットが近いのかもしれない。

・メールデータ、ATOKユーザ辞書データの移行

 これらについては、esの時と特に差異はない。

 ライトメールのデータについては、

\マイ デバイス\Application Data\lightmail\

 W-ZERO3メールのデータについては、

\マイ デバイス\Application Data\SeeTooMail\

 ATOKのユーザ辞書については、

\マイ デバイス\windows\ATOKSTAT.DAT

をそれぞれコピーすることで、移行可能。