工人舎 SA1F00B ファーストインプレッション
当初、12/1出荷予定だったところ、昨日(2006/11/27)の夜になって、下記のようなメールが届きました。
Subject:製品出荷のご案内 前 略 | 納期につきまして、当初12月1日からの出荷を提示させていただいて おりましたが、このたび、納期の短縮が可能となりました。 ご希望配達日をお伺いしておきながら、大変恐縮ではございますが 一日でも早くお届けしたく、本日付で発送させていただきました。 | 後 略
って、この手の製品で納期遅れるのはいつものことですが、正直、納期早まったってのは初めてですな。
しかし、どーでもいーけど、「一日でも早くお届けしたく・・・」って、遠足前の小学生かお前は(^^;)。ちょっと可愛いぞ工人舎(大笑)。
ま、何はともあれ、無事到着です。
パッケージに関しては、何故か私が書く前に、某氏の日記でパッケージ外装のスナップが上げられてますが、あの通り商品の外装箱にそのまんま伝票貼り付けて送られてきました(苦笑)。そゆ意味では、外箱綺麗にとっとくような人は、工人舎ダイレクトで買うのは痛し痒しかもしれませんな。
さて、いつもならまずスペックの詳細とかから触れるとこですが、ここんとこ忙しいこともあって、今回はそのへんは割愛します。
つか、そもそもこのSAシリーズに関しては、現状では内蔵HDD容量と、OFFICEのプリインストールの有無くらいしか、モデル選択の幅も無いんで、メーカーHP見れば事足りるかと。
また、そのへんに関しては他にもどっかで誰かがレポートしてるだろうとも思いますんで(^^;)、こいつに関しては、ちょこちょこと実際に使った使用感とか、個人的な覚書の類だけメモってきます。
添付品について
本体と共に同梱されてるのは、
- バッテリパック
- ACアダプタ
- 電源コード(メガネ型)
- クッションPCケース
- ユーザーズガイド
- スペックシート(製品仕様書)
- クイックセットアップガイド
- Windows XP ファーストステップガイド
- 保証書
以上です。
ドライバCD-ROMとかは添付せず、HDD内のリカバリ領域が全て。また、現時点(2006/11/28)ではメーカーHPの方でも、こいつのドライバは上がってないんで、システム変更するにはそれなりに注意が必要でしょう。
クッションPCケースは、ファスナーなども存在しない、極々シンプルなインナーポケット型。W-ZERO3なんかに標準添付されてる保護ケースなんかと似たような造りになってます。
ACアダプタの定格は19V 2.63Aのセンタープラス。
出力の割には、結構小さめにまとまってます。
で、個人的には、これに以前ジャンク屋で見つけたACメガネレット-コンセント直刺しのアダプタかまして使用予定。割と良いカンジ(^^)。
BIOSセットアップ
本体の電源入れて、起動画面表示されると、いきなりディスプレイの左上に「Press F2 For SETUP」の文字が表示されてます(^^;)。
表示の通り、F2を押すとあっさりとBIOS設定画面に入れます。
ざっくりと設定項目眺めた限りでは、USBのFDD、CD-ROM、さらにFlash DiskやHDDからの起動もBOOT項目の中に入ってますんで、USBメモリにシステム入れて、そっから起動するなんてことも出来そうですな。とりあえず、USB FDDからDOSの起動だけは確認しました(笑)。
また、BIOS設定項目の中で無線LANとBluetoothの電源についての項目があります。
これらの設定は「Always ON」或いは、「Always Off」の二択となっており、デフォルトでは両方とも「Always Off」になっています。
モバイルユースでの省電力駆動のことを考えると正しい設定だとは思いますが、屋内の無線LAN環境で使用する場合には、いちいちWindosの起動毎に「Fn+F4」で無線の電源をONにすることになるため、場合によっては設定変更しとくと良いかもしれません。
ディスプレイ解像度の設定
SA1シリーズの液晶は、800x480と言うワイドVGA液晶を使用しています。
ただぶっちゃけ言うと、縦方向の解像度は480ドットのVGA解像度しかありません。
Windows XPではデフォルトの最低解像度がSVGA=800x600以上と既定されているため、ドットバイドットのリアル解像度でシステムを起動した場合、警告メッセージが表示されます。
その回避の意味もあってか、デフォルトの液晶表示モードはプレビューモードと呼ばれる1024*600の拡大表示となっています。
プレビューモードとドットバイドットのリアル解像度との切り替えは、「Fn+ESC」で割り当てられており、いつでも瞬時に切り替えることが出来ます。
そのため、普段はプレビューモードで起動し、必要に応じてドットバイドットと切り替えると言うのが定石だと思います。
ただ、以下の手順を踏むことで、警告表示そのものの表示を抑制させることも出来ます。
警告が表示された時点で、画面のメッセージに従い、タスクバーのバルーンをクリックします。
すると、以下のダイアログが表示されます。
ここで、「今後、このダイアログボックスを表示しない」にチェックを入れ、「いいえ」をクリックすると以後、警告メッセージは表示されなくなります。
無線LAN
内蔵の無線LANは、11g/b のみの対応で、11aには対応していません。接続については、デバイスマネージャで見る限りは、内部でUSB接続されている模様です。
無線LANの電源は、「Fn+F4」でON/OFFすることが出来、デフォルトではOFFになっています。そのため無線LANの使用を開始するには、Windowsの起動後に意図的に電源をONにしてやる必要があります。
このへんの動作については、BIOSの項でも触れましたが、BIOS内の設定にてデフォルトの動作(常にON or 常にOFF)を選択することが出来ます。
実際の転送速度についてですが、軽くNASとの間でデータをやりとりしてみました限りでは、極々普通。少なくとも体感的には不満の無い程度のスピードは出ているようです。
ただ、USB接続と言うことで、使用時には若干CPUに付加がかかる筈。元々、CPUスペックには余り余裕があるマシンでも無い訳ですんで、そのへん多少注意しとくに越したことは無いかもしれません。
その他、動作・使用感について
とりあえず、ざっくりと動かしてみた限りでは、ほんとに可も無く、不可も無く。
このマシンに関しては、色々な意味で割り切りが必要だと思うんですが、むしろ覚悟していたよりはさくさくと動作する感じで、良い意味で拍子抜けって感じでした(笑)。
勿論、予想通りに重い動作ってのは、確かに重く、ネットワーク越しにDVだの、ビットレート9.2MbpsのMPEG2だのの動画再生、ましてや3D演算なんぞ、させた日にはロクな目に遭いません(笑)。
なんですが、同じ動画でも、DivXやMPEG4なんかは結構ちゃんと再生されたり、同じMPEG2でもビットレートさえ落とせば、案外さくさく動いたりします。
どっちかと言うと、絶対的な演算速度より、どっかのバスがボトルネックになってんじゃないかな?ってな気も。
実際、大量の画像が保存されてるフォルダ等で、縮小表示にすると大量のサムネイル作成作業が発生する訳なんですが、これが割と早い。なのに、詳細表示への切り替えると、ファイルの情報取得にエラく時間がかかったりします。一瞬、ハングったかと思った(苦笑)。
また、所謂Web上の重い動作の典型であるFlashの動作なんかにしても、某tubeの動画は再生されるのに、ゲーム(某NANACA CLASH)とかになると、途端にキツくなったりとか。
このへん、処理の内容次第で、思いっきり得意不得意が出てくるみたい。いやぁ、つくづく別のCPUなんだなー、と痛感させられます(笑)。
とりあえず、まだアプリとか、基本環境のセットアップも済んでないんで、本格的な動作検証はこれからなんですが、とりあえず今日のところはここまでってことで(^^;)。