5G iPod Video

 某氏から回ってきたんで、色々と触ってみた。

 モデルはMA003J/A。第五世代(5G)のiPod videoにあたるらしい。
 HDD容量は60GB。ボディカラーは白。(ちなみにMA147J/Aが黒モデルになるっぽい)

 回ってきた時点で、Dock-USBケーブルが欠品。標準では、クレードルもACアダプタも添付されてないんで、このままでは楽曲転送はおろか、充電すら出来なかったり(爆)。

 ってことで、以下のDock-USB変換コネクタを購入。


 割とコンパクトにまとまってる上、汎用のUSB MiniBコネクタで出てくれるんで、何かと便利。

 これで、とりあえず使える状態になった(苦笑)。

楽曲の管理 Winamp

 素直にiTunes入れても良かったんだけど、楽曲転送のためだけに、わざわざ別途ソフトを追加するのもアレだったんで、軽く調べてみると、現行のWinampはどうも最初っからiPodの楽曲転送に対応してるっぽい。しかも、iPod側から、楽曲を取り出すことも可能。

 ってことで、試してみることに。

 基本、iPodの管理はメディアライブラリで行う。

 楽曲の転送は、プレイヤー、もしくはプレイリストエディターからコンテキストメニューの”送る”でiPodに転送することが出来る。
 ただしプレイヤーからだと、現在再生中の曲を一曲ずつ送ることしか出来ないため、複数の楽曲を転送する場合は、一旦プレイリストに楽曲を追加した上で、複数選択で一気に送る方ことになる。

 転送時は、iTunesと同様にID3タグの文字コードUnicodeに変換してくれるようで、ID3タグ中のアルバム情報などもきちんと反映される。ただし、極たまに変換に失敗する場合もあるようだ。

 iPod内の楽曲の削除や、取り出し等も同様にメディアライブラリで行うことが出来る。

5G iPod Video

 とりあえず、純正環境で使えるメドはたったので、改めて非純正の環境を試してみる。
 まずは、定番のRockbox

Rcokboxのインストール

 Rockbox公式ページから、以下のファイルをダウンロード。

 続いて、iPodをディスクモードに。
 まずは、CenterボタンとMENUボタンを同時に長押ししてシステムを再起動。
 Appleロゴマークが表示されている間に、今度はCenterボタンとPLAYボタンを同時に長押しすることで、ディスクモードでiPodが起動する。

 この状態で、iPodをPCに接続する。基本的には標準のUSBマスストレージとして認識されるので、XP以降のシステムであればそのまま認識するハズ。

 次に、先程ダウンロードしたファイルを解凍。解凍して出来る”.rockbox”フォルダを丸ごとiPodにコピーする。

 続いて、ipodpatcher.exeを起動。
 すると、自動で現在システムに接続されているiPodを検索し、ブートローダのインストールを聞いてくる。

i ブートローダのインストール
u ブートローダの削除
c キャンセル

ここでは、当然「i」を選択。

 以上で、Rockboxのインストールは終了。

Rcokboxの起動

 基本的には、iPodを再起動する際はRockboxがデフォルトで起動する。
 また、再起動時、Appleのロゴが表示されてる間に、上部の「HOLDスイッチ」をONにすると、純正のiPodのファームが起動する。

 ただ逆に、この仕様上、後述する自動シャットダウン、自動起動等の際にHOLDがONになっている場合、再起動時、必ず純正ファームで起動してしまう。
 これは、Rockboxと言うよりも、ブートローダ側の仕様っぽいけど、ちと困りもの(^^;)。


Rockboxの設定 日本語表示
 まずは日本語環境の設定。

「Settings」->「Theme Settings」->「Browse Themes」->「UniCatcher」を選択
「Settings」->「General Settings」->「Language」->「japanese」を選択

 これで、メニュー等が日本語で表示されるようになる。
 さらに、

「設定」->「一般設定」->「表示設定」->「既定のコードページ」->「Japanese(SJIS)」を選択

 これで、日本語SHIFT-JISでID3タグを持つ楽曲も正しく日本語表示されるようになる。

Rockboxの設定 車載用

 以前から、車内で気軽にネトラジを聞ける環境が欲しくて、色々と悪戦苦闘してたこともあるんで、今回、iPodの車載用の設定を試してみることに。

 Rockboxには標準で、カーアダプタ・モードと言う設定が存在する。

「設定」->「一般設定」->「システム設定」->「カーアダプタ・モード」

 この設定を有効にすると、下部のDockコネクタからの電源供給が途絶えると、自動的に再生中の楽曲が一時停止になる。
 同様に、楽曲が一時停止の状態で電源供給が再開されると、一時停止が解除され、再び楽曲の再生が開始される。

 この設定を有効にした上で、さらに以下の設定を追加する。

「設定」->「一般設定」->「システム設定」->「自動電源オフ」->任意の分数(5minくらい?)を選択
「設定」->「一般設定」->「システム設定」->「Start Screen」->「音楽をレジュームします」を選択

 以上の電源設定を連動させることで、エンジンOFF=車を離れる時点で、楽曲停止。エンジンON=車に乗った時点で、楽曲停止したその時点から再び楽曲の再生、と言った一連の流れをシームレスに自動化することが出来る。

オマケ Rockboxでのリモコン動作の可否

 使えたら便利だと思ったので、いちお試してみた。今回使ってみたのは以下の製品。

 で、まぁ、結論から言うと、動作不可(苦笑)。

 基本、この手のDockコネクタに繋ぐタイプの製品は、ほぼ同一の構造(シリアル通信か、単純に端子のショート?)だと思われるので、Rockboxではリモコン及び、同様の再生制御を行う製品・・・再生ボタン付のスピーカーユニットとか・・・は利用出来ないものと思われる。ちと残念。

 うーん、Rockboxのリモコンプラグインとか無いかなぁ(苦笑)。